画素数

画素数とは

画素数とは、デジカメの性能を示す大切なデータのひとつです。 デジカメの多くはCCD(電荷結合素子)という半導体素子を使って、外部の光をデジタル信号に変換して記録します。 一般的には、この半導体の数が画素数です。 デジタル画像は、ごく小さな点が集まって表されていますが、基本的には一つの半導体が一つの点を作ります。 したがって、半導体が多くなれば、この点も多くなり、きめ細かな画質になるわけです。 200万画素といえば、200万個の素子が集まって一つの画像を構成することを意味します。

有効画素数と出力画素数

デジカメは搭載している素子を全て撮影の際に使っているわけではありません。 設計上、端の部分などで使っていない素子が存在するので、これを除いたものを「有効画素数」と呼びます。 これに対し、搭載している全ての素子の数を「総画素数」と呼んで区別します。

一方、出力画素数は画像として見ることのできる点の数です。 デジカメによっては、画面を構成する点を電気処理で補完して、素子の数以上に細かな描写を可能にする機能を持っているものもあります。 この場合、出力画素数は有効画素数より多い値になります。

いくつかの呼び方が混在して紛らわしいことから、デジカメメーカーでつくるカメラ映像機器工業会は、有効画素数を優先的に使用すべきとする指針を決めています。

画素数の違い

家庭用のデジカメが普及し始めた1990年代半ばには、30万画素クラスが中心でした。 しかし、技術の進化の結果、今では普及クラスでは有効画素数200万〜300万画素、やや高級な機種になると、同400万〜500万画素も当たり前になっています。

ただやみくもに高画素タイプを買う必要はありません。 カメラ本体の価格も高くなりますし、画像データが重くなり、メールで送信する際や、加工する際に時間がかかることもあります。 印刷サイズや用途に応じて画素数を選ぶことが大切です。

画素数と印刷サイズや用途の目安

目安としては約30万画素なら電子メールに添付、約100万画素なら葉書サイズへの印刷、約200万画素ならA5サイズまでの印刷、約300〜500万画素ならA4サイズまでの印刷です。 一般的なのは200万画素で、もう少し高いものは300万画素で、それ以上のものは400万画素タイプとなっています。

大きく印刷(A3判等)したいのであれば、より画素数の多い機種を、サービス判くらいでサイズは良いが、より綺麗に写したいのならば、画素数よりも、1セル当たりの面積のより大きなCCDを搭載した機種を選ぶことが賢明だと思います。 印刷する場合は紙質やプリンタによっても画質が変わります。

機種による画質の違い

異なる機種でも画素数が同じなら画質も同じかというと、そうではありません。 CCDにもサイズがあり、数は同じでも一個当たりの大きさが違えば画質は変わります。 また撮影した画像データを圧縮するためのソフトウェアなど、処理方法も画質に大きな影響を与えます。 フィルムカメラと同じように、レンズの性能も無視できません。 画素数はあくまで目安と考えてください。 色味などもメーカーや機種ごとに特徴がありますから、画質の比較などはPC系の月刊誌などで、最終的には店頭などで確認して、納得してから購入した方が良いと思います。

記憶媒体(記録メディア、メモリカード)

記憶媒体とは

デジカメで撮った画像は内部メモリに転送され、さまざまな信号処理を行った後、画像データとして記憶媒体へ保存されます。 そして、記憶容量が大きいほど、たくさんの画像を一枚の記憶媒体に記録できます。 また、一枚の画像ファイルサイズは、デジカメの画素数と画質モードによって異なりますが、画素数が大きいほど1枚の画像データのサイズが大きくなっていくので、それなりに大容量の記憶媒体が必要になります。

例えば、300万画素クラスのデジカメの高画質モードで撮影すると、写真1枚あたりで1〜1.5MBくらいのファイルサイズになります。 36枚撮りに換算すると、32〜64MB程度の記憶媒体が必要になります。 容量が大きいほど値段も高いので、予算に合わせて購入しましょう。

記憶媒体の種類

コンパクトフラッシュ
ノートPCで使われているPCカードの規格(PCMCIA)に準じたものです。特徴としては、かなり大容量のものもあり、中には大容量ハードディスクタイプで1GBというものもあります。Nikon、Canon、Kodak、Konicaなどで採用されています。
SD(Secure Digital)カード
著作権保護技術に対応した切手サイズの新しい記憶媒体です。SDカード用スロットはマルチメディアカード(MMC)と互換性があり、これに対応したデジタルカメラでは、両方が利用できるようになっています。著作権保護機能があることから、これからデジカメやAV機器などで採用されると考えられています。2003年中には512MBから1GBの大容量タイプが登場する予定なので、動画に使っても安心になります。松下、東芝などで採用されています。マルチメディアカード(MMC)はSDカードと同じ程度の大きさで、消費電力が低いのが特徴ですが、容量があまり大きいものはありません。
スマートメディア
SDカードより一回り大きいのですが、薄型でコンパクトな記憶媒体です。これも不正コピーを防止するID機能などが取り付けられています。しかし、スマートメディア採用のデジカメは少しずつ表舞台から遠ざかっていくと言われています。富士フイルム・東芝・OLYMPUSなどで採用されています。
xDピクチャーカード
2002年7月に登場したデジカメ専用の記憶媒体です。特徴は非常に小さい切手サイズながらも、かなり大きな容量のデータを記憶できるということです。スマートメディアの後継として注目されています。富士フイルム・東芝・OLYMPUSなどで採用されています。
メモリースティック
板状ガムほどの面積の記憶媒体で、形状的に扱いやすいものとなっています。著作権保護機能を盛り込んだMG(Magic Gate)タイプもあります。開発したソニーの製品のみに採用されています。

これらの中で現在一番採用されているのがコンパクトフラッシュです。 これは、様々な容量があり、ノートPCのCFスロットやPCMCIAのスロットに挿入することで、コンピュータとデータのやり取りがすぐにできるのが大きな利点だからです。

ズーム

デジカメには光学ズームとデジタルズームの2種類のズーム機能が搭載されています。 光学ズームは、レンズの配置を物理的に動かして、焦点距離を変える機構です。 デジタルズームは、撮像素子で受光したイメージをデジタル処理で画像の一部分を拡大して擬似的に望遠効果を出します。 デジタルズームはコンピュータのフォトレタッチソフトで拡大するのと何ら変わりはありません。 記録したデータをカメラやコンピューターで拡大すると、間違いなく画質が劣化します。 あくまで補助的に使用するもので、精度の高い写真を撮るのには適していません。 光学○倍ズーム、デジタル○倍ズームと色々有りますが、光学ズーム以外はズームと考えないほうが良いでしょう。

バッテリ(電池)

デジタルカメラは全て電気で動くので、バッテリ(電池)は非常に重要です。 デジタルカメラは撮影から記録まで、全てを内蔵バッテリーでまかなうため、フィルムカメラとは比較にならないほど電池の消耗が激しいのです。 バッテリーの連続使用可能時間や、充電の早さなども重要なポイントです。

バッテリの種類

リチウムイオン(Li-ion)充電池
最近の主流になっている充電式のバッテリです。特に小型で軽量なため、コンパクト型のデジカメで使用されることが多くなっています。ニッケル水素充電池のようなメモリ効果も起こらないため、電池残量によらず充電が行えます。ただし、メーカー製の専用充電池しか使えないこと、予備の充電池がやや高価なのが欠点です。旅行や出張に持っていくなら、ACアダプタも一緒に持参して、こまめに充電することが必要になります。
ニッケル水素(Ni-MH)充電池
デジカメ以外にも、いろいろな用途で使われている汎用性の高い充電池です。形状は単3乾電池と同じなので、ニッケル水素充電地を使うデジカメは、単3アルカリ乾電池も使用できるタイプが多いようです。また、市販のニッケル水素充電池も比較的安価に購入できます。ただし、ニッケル水素充電池では、完全に放電した上で充電を行わないと、電池の容量が少なくなってしまうメモリ効果が起こりやすいという欠点もあります。
アルカリ乾電池
使い捨てのため、再充電は行えません。また、電池の持続時間は他のバッテリに比較すると短く、特に寒冷地では持続時間が極端に短くなるという欠点はあります。しかし、旅行や出張先などでバッテリーが切れてしまっても、すぐに電器店やコンビニで電池を入手できるというメリットがあります。
リチウム電池
やや高価で、しかも使い捨てになるため、ランニングコストが最も高くなってしまいます。しかし、小型でありながらバッテリの持続時間が非常に長いというメリットもあります。

接続インタフェース

デジカメで撮影した画像は、PCに転送して加工や印刷したり、電子メールやウェブページの素材として利用したりしますが、PCとデジカメを接続するには専用のケーブルを使用します。 このときにPCと繋げるための接続口が接続インタフェースです。 デジカメによって、この接続インタフェースも幾つかありますが、もちろん接続するPCに同じインタフェースがないと繋げることができません。 自分のPCの仕様も見ながら、接続インタフェースを選択しましょう。

接続インタフェースの種類

USB
最近では最も標準的な接続インタフェースになっています。USBには現在1.1、2.0の2つの規格があります。USB 1.1はWindows 98以降のOSがインストールされているPCには標準で装備されています。特徴は、キーボード、マウス、プリンタ、スキャナなど、特に速い転送速度を必要としない機器であれば、いろいろなものが接続できることです。また、電源を入れたままで、いつでも抜き差しできる「ホットプラグ」という機能があるため、必要なときにすぐに使えるというのも大きな特徴です。USB 2.0はまだコンピュータのOSやソフトウェアが標準でサポートしていないものが多いため、ほとんど採用されていません。しかし、将来的にはより高速な規格であるUSB 2.0を採用した機種が出てくるでしょう。ちなみに「USBストレージクラス」という方式に対応したデジカメでは、Windowsから直接メモリカードの中身を見ることができるため、メモリカードリーダーとしても利用できます。
シリアル(RS-232C)
すでに10年以上前から使われていた古いインタフェースです。昔からほとんどのPCに搭載されていますが、転送速度は遅いため、最近のデジカメではあまり利用されないようです。
IEEE1394
ハードディスクのような高速な周辺機器も接続できる高速なインタフェースです。デジカメよりはデジタルビデオカメラなどに採用されています。USBと同様に「ホットプラグ」に対応しているので扱いやすいというメリットがあります。