みなさんもMP3という言葉は一度は聞いたことはあるでしょう、MP3とは音質をわずかに損なうだけで音声ファイルを圧縮する音楽圧縮形式です。 MP3とは、PC上で手軽に音楽を楽しむための新しい技術です。 具体的には、音楽CDからパソコンに曲を何百曲も取り込んで、 CDを用意しなくてもいつでも音楽を聴くことができます。 PCの中に曲を保存するとき、このMP3の技術を利用します。 本稿ではこのMP3について、初心者の方にも分かりやすく基礎から問題点まで述べていこうと思います。
MP3の正式名称はMPEG Audio Layer IIIといいます。 MP3ファイルは様々な圧縮率で圧縮可能ですが、圧縮率を高めるほどその音質は悪くなっていきます。 通常のMP3の圧縮率は10:1の割合であるため、ファイルは3分の楽曲で約4MB程度のサイズになります。
具体的に数字を出して説明してみましょう、例えばPCに取り込んだ通常のWAVデータで650MBの容量が必要だった場合、MP3であれば約65MB(1/10)で記録することができるのです。 このようにMP3の最大の特徴はデータ圧縮率の高さにあります。 MP3によってデータ容量の縮小が可能になりインターネットを使った音楽配信などが急激に世間に広まったのです。
ではここでMP3ファイルの作り方について簡単に紹介したいと思います。 そこで次のものが必要になってきます。
次に音楽CDからMP3ファイルを作成する変換手順について紹介していきます。 CDからMP3ファイルを作成するには2つの手順があります。
これらについて、順を追って説明します。
これは音楽CDからWAVEファイルを作成した後、MP3ファイルに変換する方法です。 この変換方法は、CD→MP3の直接変換がうまくいかない場合や、WAVEファイルの段階で音声データを編集したい場合などに利用します。
まず音楽CDからPCに曲をコピーする作業をします。 具体的にはPCのCD-ROMドライブを利用して音楽CDから音声データを取り込み、ハードディスクにWAVEファイルとして保存します。 音楽CDからデジタルのまま(音質を劣化させずに)音声データを取り込むために「吸い出し」という方法を使います。 「吸い出し」を行うためソフトを「吸い出しソフト」といいます。 この「吸い出しソフト」を使ってWAVEファイルへの吸い出しを行います。 この変換では5分の曲の場合50MBのWAVEファイルが作成されます。
次に保存したWAVEファイルをMP3ファイルに変換する作業を行います。 具体的には、WAVEファイルの音声データをMP3規格で圧縮して、MP3ファイルとして保存します。 WAVEファイルの音声データを、MP3規格で圧縮してMP3ファイルに変換します。 WAVEファイルからMP3ファイルへの変換作業を「エンコード」といい、「エンコード」を行うためのソフトを「エンコーダ」と呼びます。 「エンコーダ」はフリーソフトであります。 この変換では、50MBのWAVEファイルから約4.6MBのMP3ファイルが作成されます。 音声データの圧縮を行うため、ファイル容量が小さくなります。 このように、「二つのプログラムを組み合わせてする」方法もありますが、最近では吸出しとエンコードを一発でやってしまう、「一つのプログラムでする」方法もよく使われます。
「WAVE→MP3」のエンコード前にWAVEファイルの保存形式と音声情報をチェックして下さい。 確認するのは、以下の2点です。
「CD→WAVE→MP3」の発展として、音楽CDから直接MP3ファイルを作成する方法があります。 現在最も一般的になっている変換方法で、初心者でも簡単にMP3ファイルを作ることができます。 音楽CDから音声データを取り込む際、WAVEファイルに書き出す作業を省略して、直接mp3ファイルに変換します。 つまり「CD→MP3の直接変換」を行います。 音楽CDから吸い出した音声データをWAVEファイルに書き出さずに直接エンコーダーに渡して、mp3ファイルに変換します。 このような変換作業を「オンザフライ」や「オンザフライ エンコード」といいます。 この変換では、再生時間5分の曲から約4.6MBのMP3ファイルが作成されます。
手順としてはコンピューターのLINE-INに音源を繋ぎ、コンピューターに録音し「音声データのファイル(WAVファイル等)」を作ります。
エンコードの逆の意味で、圧縮された音声ファイルを無圧縮の音声ファイルに戻す変換を「デコード(Decode)」と言います。 具体的には、MP3ファイルから普通のWAVEファイルに戻す変換作業がデコードです。 MP3ファイルから音楽CDを作る場合もデコードの作業が必要です。
デコードによって作成したWAVEファイルは、エンコード前のWAVEファイルより音質が低下します。 「WAVE→MP3」のエンコードの際に音質が劣化するため、そのMP3ファイルをWAVEファイルにデコードしても、元のWAVEファイルより音質が低下しています。
MP3の技術を利用して音楽を聴くためには、次のものが必要です。
MP3で音楽を聴くということはMP3ファイルをプレイヤーで再生するということです。 まず初めにやることは、MP3で音楽を聴くためのプレイヤーを導入することです。 ある程度機能の揃った専用プレイヤーの方がお勧めですが、Windowsに標準搭載されている「Windows Media Player」でもMP3ファイルを再生できるため、面倒であればプレイヤーの導入は後からでも構いませんしかし、ある程度機能の揃った専用プレイヤーの方がお勧めです。 では有名なMP3プレイヤーをいくつか紹介しておきましょう。
MP3ファイルには、曲データ以外にタイトルやアーティスト名など、曲についての付属情報も一緒に保存できます。 この付属情報をタグ情報と呼びます。 タグ情報は、対応ソフトを使って入力・編集が可能です。 もちろん日本語で入力できます。 また入力した情報は、対応プレイヤーで再生時に画面上に表示させることができます。
タグ情報の編集は、対応プレイヤーかタグ編集ソフトを利用してください。 プレイヤーでタグ編集を行うなら、Winampを使うと良いでしょう。
最後に著作権の問題について少し述べたいと思います。 自分で購入した音楽CDからMP3を作って、それを個人の範囲で楽しむには問題ありませんが、これを公共の場にて配布することは著作権に関した法律に触れますので注意してください。 この著作権の問題に関しては様々な対策がとられています。 そのなかでも最近コピーコントロールCDが発売されるようになってきました。 しかしこれには問題も数多くあります。 コピーガードCD導入の目的が「PCによる違法コピーの防止」であるのに、PCでは防止できていないのです。 それなのに一部ハードやカーステレオでの再生はしっかり防止しているのです。